修理・調整

修理・調整・アフターサービスについて

 

修理・調整の必要性

「修理」という単語を聞くと、壊れたものを直すというように解釈してしまいがちですが、

弦楽器の修理というものは日々変化していく楽器の状態を良い状態に保つという意味合いが強いと思います。

勿論、楽器自体の破損修理等もありますし直す修理・修復もあるのですが、

皆さまの多くがお店で薦められる修理はメンテンスに近いと思われます。

 

修理をあまり受けられてことが無い皆さまに、これから考えて頂きたい項目がいくつかございます。

1.【今しなくても良い修理】

2.【今後の為・良い状態を保つ為にする修理】

3.【直す為の修理】

まずは上記3つを気にしてみてください。

1.【今しなくても良い修理】

購入したての楽器や、間もない楽器、または長く使っているが自身で状態を良く保っている楽器等です。

細かく状態を見るとメンテンナス箇所はあっても今後の状態変化を観察できる範囲のものです。

この場合は、お客様とよく相談させて頂きますので、修理の必要性をご自身で検討して頂ければと思います。

2.【今後の為・良い状態を保つ為にする修理】

長く使用している、または弾く頻度が高い楽器で元の状態から変化しているものです。

楽器の状態によって変わってしまいますし、挙げだすとキリがないのですが、

弦が乗っている楽器の中心部分にある【駒】や弦を巻き取る【ペグ】、弦を押さえる【指板】、楽器の中にある【魂柱】などがあります。

上記の場所それぞれに現時点での問題は無いように見えても、演奏上負担になる部分や、【音】に影響を与える可能性がある部分です。

今後破損につながる場合もありますので、状況をお話させて頂き必要な場所、必要な修理をお薦めさせて頂きます。

3.【直す為の修理】

こちらは文字通り壊れたものを直す修理です。

楽器は木材を使って作られておりますので、【割れ】や【折れ】【剥がれ】等の破損が起こりえます。

ただ、木製である故に「修理」する事が出来、ある程度までは元の状態に近づける事が可能です。

この場合は修理内容をお伝えさせて頂き、楽器の状態の復元についてどこまで近づけられる等ご相談させて頂きます。

 

※誠に恐れ入りますが、当店は移動型という形態の為、当日での修理は基本お受けしておりません。その為、ある程度の修理日数の猶予を頂ける場合のみご依頼頂ますようお願い申し上げます。